先日の「春のヘッドフォン祭2015」で、MHaudioのポタアン「HA-1」のメンテナンスをお二人のユーザーさんから承りました。
別々の方からお預かりした2台です。どちらもシブイですねー!!
左は、シルバーのパネルに赤のLED、この組合わせはカスタムモデルで以前に製作したもの
右は、ブラックのスタンダードっぽいですが、LEDがアンバー色という珍しいカスタム製作品です
これ、、2台とも不思議なんです、、
メンテナンスの為に、ケースを開けてみると、ケース裏蓋に刻印しているシリアル番号と、中味の基板に記載しているシリアル番号が違うのです。2台とも中と外が違う、、のです。
↑こちらのHA-1、アンバー色のLEDも珍しいですが、MHaudioのロゴ入りのボリュームツマミも珍しいです、このユーザーさんは3台のHA-1をお持ちとのことでした。今回、ボリューム部品の交換をいたしました。
製作した時は、当然、基板とケースのシリアル番号は同じですから、どこかで入れ替わってしまっているのでしょう。
どちらのユーザーさんも、別のユーザーさんから譲り受けたそうですから、前のユーザーさんが複数のHA-1を所有しており、電池交換の時に裏蓋を取り違えてしまったのでしょうか
↑こちらのHA-1、コードバンのレザージャケットはオプション装備されたもの、ルテニウムメッキのボリュームツマミは今回のイベントでお求めいただいた物です。
当方の記録(カルテ)によると中味が2009年製、裏蓋シリアルが2012年製。今回、出力ジャックの交換と、電池スナップの交換をしました。
それにしても、お預かりした2台とも、ケースと中味が入れ替わっているとは、凄い偶然!
数奇な運命のHA-1ほど可愛がられているような気もします。
どちらもイイ音していました。
HA-1は本格国産ポタアンの草分けでもありますが、現行機種でもあります。非常にシンプルな設計ゆえ古くなる事なく末永くご愛用いただけているのだと思います。