とりとめの無いタイトルですが、昨年末から年明けにかけてのMH audioの話題をいくつか、、
先ずは雑誌掲載の話から、、
2015年末に、雑誌の編集者さんからご連絡が「MH audioの記事を雑誌に載せたいのですが、、」
うーん、、どこからウチの名前を探してきたのか?? 蔦屋家電さん、ヒルズのツタヤさん、東急百貨店さん??
というのは、最近、ネット記事に載せたいのですが、と突然に話が来て、よく聞くと実は広告営業だったりとか、、そういう事があったりしますので。

で、お電話をしてみると、実に真摯な編集者さん、サンプル誌を見させていただくと、医療関係の広報誌で、紙面も内容も上品で非常に真面目な雑誌でした。

雑誌の名前は「SIESTA(シエスタ)」広島に本社を置く「JMS・株式会社ジェイ、エム、エス」さんの広報誌で、全国の病院や医療機関など1万部以上配布されているとのこと、記事の内容は医療現場での課題や新しい動きを、そこで活躍する人にフォーカスしながら紹介する、といった感じ。
紙面後半の息抜きコーナー「SIESTAの時間」というちょっとイイモノを紹介するコーナーでMH audioの商品が紹介されました。

送られて来たサンプル誌の左下に小さく会社名「JMS」とあります。JMSさんは1960年代、日本の医療現場ではまだ煮沸消毒による医療器具の使い回しが一般的で感染などの心配があった時に、ディスポーザル(使い捨て)の医療器具や消耗品を製造販売する事から始まった会社だそうです。
現在放送中の、NHK朝の連続テレビドラマ「あさが来た」では、「First Penguine(ファーストペンギン)」たれ!というテーマが描かれていますが、JMSさんも志を持った魁(さきがけ)の会社なのですね、MH audioを取り上げていただいてなんだか嬉しいです。
さて次は、ニュースのページでも紹介させていただきましたが、「ベイエフエム(bayfm78)」さんからお話をいただき、スピーカー「WAON」納品させていただきました。

ブルー&ホワイトのマリンカラーで統一されたベイエフエム本社のエントランスロビーに設置されたスピーカー「WAON」。
アコースティックフィールドの久保さんによれば、ベイエフエムのエンジニアさんから「楽曲や音声が明瞭に聴こえ、かつ、耳障りで無く会話の邪魔にもならない。小型なのに低域もちゃんと出ている」と大変気に入っていただけたとの事、一安心です。

エンジニアの方自ら、ステーを白く塗装して、WAONに装備されている三脚用のネジ穴をつかって設置されたそうで、非常に綺麗に取付されています。
WAONは、一見なんの変哲もない、小さなスピーカーですが、音のクリアさと響きが素晴らしく、そして、とても不思議なのですが、空間への音の浸透性というか、音の飛びが非常によく、自然なのに良く聴こえる、という特質すべき特徴があり、店舗用、業務用にも良く使われます。
さて、次は「ふるさと納税」の話題です。
いわゆる「ふるさと寄付金」の返礼品にMH audioの商品が採用されました。
昨今話題にのぼる「ふるさと納税」、自分の田舎や、応援する自治体に寄附(納税)をすると、その地域の特産品が返礼品として送られて来る、、という地方活性化の制度です。
昨年の秋に、岡谷市と諏訪市の両方から、ほとんど同時にお話をいただき、MH audioの商品を返礼品として使っていただける事になりました。

なぜに2カ所からお話をいただいたか、、は話せば長いのですが、ひとことで言うと、MH audioのものづくりはどちらの地元にも根ざしているからです。
部品を製作いただいている精密屋さん、情報交換や技術指導などをしてくださる機関や専門家の皆さんの力、そして、なにより精神的な面で、この地域の不思議な力によってMH audioのモノはできています。
岡谷市も諏訪市も、長野県の諏訪湖周辺の「諏訪圏」と呼ばれる場所で、かつて「東洋のスイス」などと言われて、ものづくりの盛んな地域です。
歴史的にみると、かつては山間の農村だったこの地域に明治に製糸業が起こり活況を呈しました、、その後、日本での製糸業の衰退とともに、諏訪地域の勤勉真面目な労働力を背景に、時計やカメラや精密機器、そして電子情報機器と、この地域の「ものづくり」のDNAは脈々と受け継がれているのです。

写真は5年程前に撮影した諏訪湖上空からの写真、手前に諏訪湖、左に八ヶ岳、右向こうに富士山が見えます。諏訪湖の手前から、岡谷市、下諏訪町、諏訪市、茅野市、原村、富士見町(MH audio hear)となります。
ものづくりに熱く伝統と先進を重んずる諏訪地方の逸話をひとつ、、
世界遺産に登録された「富岡製糸場」ですが、大正時代に今の岡谷に操業した「片倉工業」が戦前の最盛期に富岡製糸場を経営をしていました。その後、日本での製糸業の衰退に伴い1987年に操業を終了した後も、片倉工業は年間1億円ともいわれる経費をかけて富岡製糸場の保存を独自に行い、2005年に世界遺産登録を見据えて富岡市に寄贈、2014年ついに世界遺産に登録されたのです。
そんなわけで、ふるさと納税の返礼品のご注文を想定していたより多くいただき、お待ちいただいている方には大変に申し訳ありませんが、現在、鋭意製作中にて、今少しお待ちいただけますようお願いいたします。
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