「秋のヘッドフォン祭 2016」直前情報その2は、まさかの「春のヘッドフォン祭」のレポートの続きです。
4月に開催された「春のHP祭」1回はレポートしておりますが、続きをやります。記憶が曖昧ですので間違いなどあれば、ご指摘ください。
今年の「春のヘッドフォン祭」は、4月29、30日と、例年の5月中旬より早めでした。
今年は1月10日にデヴィッド・ボウイが、2月3日にはEW&Fのモーリスホワイトが、HP祭直前の4月21日にはまさかのプリンスが、、逝っていまいました。
MHaudioブースは、急遽「追悼プリンス」ヴァージョンとしました。
プリンスの写真、アルバムをディスプレイ、スタッフ本人はパープルのベストに「R.I.P. PRINCE 1958 - 2016」手作りバッジです。
すると不思議な事に、Astell & Kern AK100 限定のパープルバージョン&ジャケット、Analog Squared PaperのTR-07パープル、とプリンスの象徴色である紫色の物が集まってきます。
パープルのパーカーにパープルのストールと紫を身にまとったプリンス殿下ファンの方々も!!
そして遂には、プリンスの名作「Purple Rain」のアナログレコードまで!! おそらく発売時のオリジナル帯付の貴重品です。ほんとど告知などしてないのに、プリンスファンたちの不思議な力を感じました。
MH audioの主力製品は、ヘッドホンアンプ「HA-1」「HA-11」と、スピーカー「 WAON(和音)」「KION(輝音)」&超小型アンプ「DA-1」です。
「HA-11」を除き、いずれも世に出してから8年が経過した今も、デザイン&音の素晴らしさで全く色褪せることない価値。初対面のお客様どうしの話も弾みます!
MHaudioブースは、スピーカーオーディオが2/3、ヘッドホンアンプと、ツマミなどアクセサリー関係が1/3程です。
スピーカーコーナーは、下の写真、右側が「小型アコースティックスピーカー WAON(和音)」と超小型アンプ「DA-1」、左側が「超小型モニタースピーカー KION(輝音)」と超小型アンプ「DA-1」です。
後ろの両脇にある、黒っぽいのも、カメラ三脚に装着されたWAONです。
KION(輝音)は、手のひらにのるサイズのスピーカー、ボディはなんと陶器(焼き物)です。
その音は非常に細密で楽器の音を1音1音を聴き分ける感じ。絶対的な低音の量は期待できませんが、それでも低音から高音まで、モニター的な再現にとどまらず、不思議な力強さと立体感がある、ちょっと聴いたことの無い音です。
試聴されている方の目線の先、スピーカーの間の奥の方には、まるで細密画のような音世界が広がっています。このKIONスピーカーを使って、深夜にYoutubeでライブ映像を見ていると、小さな画面の中に入っていけそうな錯覚に陥ります。
こちら下は、CDジャケットサイズのスピーカー「WAON」、見た目のシンプルさとこのサイズから想像できないクリアでありながら、豊かな響きのある音を聴かせます。
現代の市販のスピーカーのほとんどがボディ(エンクロージャー)は共振しないようにガチガチにつくりますが、WAONは絶妙なバランスで良い響きが出るように柔らかい造りにしているため、信じられないくらい立体的な音場を作り出します。それゆえ、アコースティックスピーカーWAONと命名しています。
見た目の可愛さに惹かれて座ったお客様のほとんどが、え?信じられない!!というような感じ、しばらく聴き入ってくれます。
このWAONというスピーカーは、音楽と向かい合う真剣な「リスニング聴き」に十分使えますし、同時に、生活の中や仕事しながらの「ながら聞き」でも、全く嫌にならずズーッと聴き続けられる、ちゃんとしているのに聴き疲れしない自然な音を出します。
スピーカーWAONは、素直でクリアな音から音響製作に使われている方もいますし、音の拡散&浸透性の良さから店舗用にも多く使われています。
さて、ここからはヘッドホンアンプ関係など、、
こちらの方はMHaudioの製品をいろいろご愛用いただいている方です。
MHaudioのヘッドホンアンプ「HA-11」のほかに、アンプ「Analog Squared Paper TR-07hp」(MHaudioオリジナルのボリュームツマミに交換)と、SonyのDAT、じゃなくてPCMレコーダーをプレーヤーとしてお使いでした。
ヘッドホンアンプHA-11、ボリュームツマミは彫金作家さんが作られた逸品、そして、オプションの特殊樹脂によるオプションのジャケットで、バッグに装着しています。
こちら上は、SonyのPCMレコーダー「PCM-D1」を、超小型オーディオアンプ「DA-1」につないで、スピーカー「KION(輝音)」から音出し。
こちら下は、懐かしのSonyのポータブルCDプレーヤーDiscmanをお持ちのお客さん、これは、車載が簡単にできるCAR Discmanというシリーズでした。30年前だよ、なっつかしい、それにしてもイイ音してる!
アナログであれ44kであれ、基本がちゃんとしてれば良い音なのですよ、と再確認したい(笑)逆にハイレゾでも演奏、レコーディング、エンジニアがダメなら、ダメなのですよ、多分(泣)
ブログここまでで4時間以上もかかってる、、ここらでコーヒーでも淹れます。豆はもちろん「HP祭秋バージョンのMHaudioオリジナルブレンド」!
さて、トリは下の写真、ヘッドフォン祭にふさわしく「凄いヘッドホン」2雄です。
左側の書院造りっぽい和風風情のヘッドホンは、Music with 規格外の「kei」さん作、なんと平面駆動のユニットまで自作の完全オリジナル品です。
右側のスチームパンクとラグジュアリーが融合したヘッドホンは、Music with 規格外の「HAL900」さん作、こちらもドライバユニットも自作の完全オリジナル品です。
このオリジナリティと完成度、世の中には凄い人がいるもんです。
ちなみにヘッドホン系ユーザーグループ「Music with 規格外」はヘッドフォン祭の老舗常連です。毎回、カオスな展示と、親切な解説をしてくれるスタッフさんたちの楽しいブースです。
というわけで、今頃の「春のヘッドフォン祭 2016」報告にて失礼しました。
MHaudioブースは、ユーザーさんが自作のものを見せに来てくれたり、ユーザーさんがお客さんに商品を説明してくれたり、、と、不思議なブースです。
場所は、ウルトラゾーンやゼンハイザーの展示部屋がある6階、エレベーター降りてロビー正面あたりです。試聴はもちろん、冷やかしでも結構ですので、ぜひお立ち寄りを!
ヘッドフォン祭直前情報、希望的予告、大丈夫か?あと3本!
その1:オリジナルブレンドコーヒーつくりました(済)
その2:春のヘッドフォン祭、報告のつづき(済)
その3:スピーカーWAONの新ヴァージョン&カスタムヴァージョン
その4:ヘッドホンアンプHA-1, HA-11とか
その5:その他、オーディオボード、モバイルケースとか
「秋のヘッドフォン祭 2016」フジヤエービック
http://www.fujiya-avic.jp/user_data/headphone_fes.php